川越で全盲の女子生徒蹴られる つえにつまづいた腹いせか

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2014-09-10

 県立盲学校「塙保己一学園」(川越市笠幡)に通学する全盲の女子生徒が登校途中、JR川越駅コンコースで何者かに足を蹴られる事件が発生していたことが9日、分かった。女子生徒の白いつえにつまずいた腹いせに暴行を加えたらしい。先月末には、さいたま市の全盲男性が飼っていた盲導犬が鋭利なもので刺される事件も発覚しており、度重なる事件に関係者は「社会的弱者に対する卑劣な行為」とショックを受けている。 
 同校と女子生徒によると、8日午前7時50分ごろ、川越市脇田本町、JR川越駅構内のコンコースで、点字ブロック上を歩いていた女子生徒の白いつえに前方から来た人がつまずいて転倒した。その直後、何者かが後ろから女子生徒の右足を1回蹴り、立ち去った。女子生徒は一瞬よろけたが、そのまま同駅西口のスクールバスのバス停に向かい、登校した。 
 相手は無言だったため、性別は分からず、暴行を受けた際、女子生徒は「あんた。何をやっているんだ」との近くで目撃した男性の怒声を聞いていた。女子生徒は登校した後に病院で診察を受けたが、膝の裏を蹴られたため、立ったり座るなどの

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