ナンパされた妻 ②
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夕方の6時過ぎになって、妻の有希が帰ってきました。
妻 「ごめんなさい。遅くなちゃった。すぐご飯作るね。」
コンビニのバイトが終わった後、スーパーに買い物に行ってたようで、
重そうにレジ袋を2つ抱えて台所に駆け込む姿を見て、なんとなくほっとします。
(俺、なんか考えすぎてるのかな? 子供だっているのに。)
ソファに寝そべって「ちびまるこちゃん」を見ている小学3年の息子を横目で見ながら、
それでもあの大学生をどうするのか、妻に問いただしたい衝動に駆られていました。
妻 「ごめーん。 カレーでいい? っていうか、カレーの用意しかしてないんだけど。」
子供 「カレーがいい。 辛くないカレー。」
そんなやり取りを聞きながら、ふっと台所のテーブルを見ると 買ってきたカレー粉や玉ねぎ、
ジャガイモなどの食材、今年の正月に買った財布、キティちゃんのキーホルダーが付いた
自転車のカギと一緒に 無造作に置かれた妻の携帯の着信ランプが光っている事に
気づきまし