堕ちていくのは運命だった③
2012-03-24
松木と明子、この二人の持っている淫靡な世界に、引きずり込まれていくのがわかっていても、引き返せないでいる。
運命なのか、しかもこのゴルフ勝負は初めから何故か、かなりの確率で負ける悪い予感がしていた。そして広子は何故か沈黙の態度で、卑猥な条件を了解しているのだ。ならば私は絶対に勝ちたい、勝って早くこの二人と縁を切って、ホテルに帰り部屋に戻りたい。初めのうちはその一心だった。
この信じられない展開に私が動揺している中、松木氏はティーグランドに立って、じっと150ヤード程先グリーンを見て風を読む。そのあまりにも毅然とした態度に、私も怒りを徐々に増していく。負けてたまるか、俺の方がゴルフは上、勝てばいいのだと。
私の決心した表情を読み取ったのかどうか、松木氏は素振りの合間に「引き分けならそっちの勝ちでいいよ、わかっていると思うけど、その確率がかなり高いはずだよ」「こっちが勝った時だけ彼女のパンティを預かるよ」
引き分けでもいいといわれホッとしたのも束の間、下着は脱ぐだけでなくやっぱ