路地裏の暗がりで…

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2009-12-30

突然目の前に現れた恐ろしげな男達が私を囲みます。 
全員が意地の悪そうな笑みを浮かべ、獲物を見つけたハイエナのような目で私を見ています。 
狙っているのはお金? それとも・・・。 
一人が私の腕を掴み、ドスの利いた声でこう言います。 
「なあ姉ちゃん・・・、俺らと楽しいことしようぜぇ」 
私は目の前が真っ暗になりました。 
知らないうちに涙がこぼれ、膝が震えていました。 
大声をあげようとしましたが、声すら上手く出せません。 
路地裏の暗がりへ私を引き込むと、男達は次々とUNOを取り出していきます。 
一箱、二箱、三箱・・・。 
高々と積み上げられたUNOの山は、もはやどれだけのドロー4を含んでいるのか 
想像さえ出来ないほどでした。 
慣れた手つきでカードを配ってい

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