黒いタイツの誘惑 弐

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ナナとの残業が1週間を過ぎた頃だろうか。
以前より馬のあう子ではあったが、ここのところの残業で、一層親近感が増した気がする。
ナナも結婚するであろう彼氏のスペック等を話してもくれたし、会話しながらも俺の身体
に触れてくる回数も多くなってきた。
翌日は祝日という休日前夜。
残業も佳境に入ってきた20時ごろ。
長時間のパソコン画面とのにらめっこと帳簿整理に疲れた俺たちは休憩室へ向かった。
途中、守衛と出会いはしたが、社内はほぼ無人で、22時までには社外に出ろと言う守衛
の言葉を聞き流しながら、自販機前に立つ。
ナナはその後ろにある長イスに腰掛け、脚を伸ばしながら虚空を見つめるようにコーヒー
を飲んでいた。
自販機にもたれながら、俺はナナの黒いタイツに包まれた肉付きのいい脚や太股を盗み見る
ようにコーヒーを啜る。
沈黙を破るようにナナが低いトーンで囁いた。
「係長って脚が好き?」
誰もいない休憩室に馬の合


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