私は某国に住む日本人『王女様と野蛮人編』
2015-08-01
この体験談は約 4 分で読めます。
ちょっと前の出来事です。
実は私、某国に来てかれこれ5年になります。
日本人やこの国の人間とも何人か友達になりましたが、ここ一年一番行き来があったのが、アメリカ人のジャスティンです。
彼は明るく、交友関係も広く、週末はいつもパーティーを開いていました。
ある日、パーティーに参加するとジャスティンが私を呼び、一人のアメリカ人女性を紹介してくれました。
聞くと、彼女は私と同じ大学の歴史研究機関に所属しており、私を見知っているとか。
しかし彼女は交換留学でこの国に来ている学生でしたので、私は彼女を知りません。
正直にそのことを話すと、「そんなことは別に構わない」と。
それからパーティーが終わるまで、ずっと彼女との談笑を楽しみました。
彼女の名はアンドレイナ・アン。
歴史を専攻していて、専門はモンゴル帝国史です。
私の専門は全く別の時代なので彼女と私の専門について話すことはありませんが、彼女の専門分野には私も興味があり、またこの国での滞