召しませ孕ませ憧れの人
2007-02-15
「なにこれ?」
買い物袋を片付け、テーブルに置かれたビデオテープを見つめ沙夜香が問う
「3年前の・・・・あんときのやつ・・・」
聞こえるか聞こえないかギリギリの声で俺は呟く
「あー! あれね、懐かし~」
申し訳なさそうな直人とは正反対に沙夜香は明るい笑顔で答える
「で、急にどしたの?こんなの出して」
「ほら、俺達もうすぐ卒業だろ?だから・・・」
「だから?」
「覚悟は出来てる・・・!訴えるなり、通報するなりしてくれ!
「ふーん・・」
「・・今まで・・・ホント、ゴメン・・・」
直人はそう言うと黙りこんでしまった
あれは二人が高校に入学したばかりの頃だ
しっとりとした長い黒髪、優しげな瞳、天真爛漫を絵に描いたような明るい性格、彼女は光り輝いていた
その娘の名前は沙夜香
彼女の魅力に惹かれた男子は数知れず、告白し撃沈しフラレた男子も数知れ