海できれいなお姉さん2人に声をかけられて・前編
2022-04-27
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今から10数年前の俺が大学2年生だった夏のこと。
バイト仲間の健から、「海にナンパ行かね?」と誘われた。
ナンパなんかうまくいくとも思えなかったが、健は彼女と別れたばかりだったし、俺は面白半分、付き合い半分で行くことにした。
貧乏だった当時、その金をどうやって捻出したかは覚えていない。
とにかく健と1泊の予定で海に向かった。
「おめーと2人で夜を過ごすのは洒落になんねーな」
俺たちは笑い合っていたが、いざ浜辺につくと凍りついた。
人がいない。
いや、いるにはいるが、ほぼ家族連れ。
言ってみればファミリービーチだったわけだ。
『成せば成る』
昔の偉い人も言ってたし、俺たちなりに頑張ってみた。
余裕で全敗だった。
特に最後に声をかけた娘には彼氏がいて、「なになに、俺の女に何か用?」なんて凄まれてしまった。
それで俺たちは意気消沈。
まだ陽も高いうちから宿に退散した。
これが