まさか妹がドSだったなんて・第2話
2019-06-08
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コンパは案の定、人数合わせといった感じだった。
(俺好みの女の子っつーのはどこに行ったんだよ!)
半ば不貞腐れて酒を飲み続ける俺。
トイレに行った帰り、コンパに来ていた女の子とすれ違った。
「あの・・・、先輩ですよね?」
「え?」
「学祭で実行委員してた、まさひろ先輩ですよね?」
「実行委員してたのは高校生の時だけど・・・」
「やっぱりそうですよね。同じ実行委員だった優子です。覚えてませんか?」
「ええ?後輩なの?ごめん、あんま覚えてないかも・・・」
「ですよね。あれから5年以上経ってますもんね。良かったらゆっくり2人で思い出話をしに行きません?コンパが苦手だから早く出たいし」
きっと俺の顔は真っ赤になっていただろう。
急にドキドキしだした心臓の音が聞こえそうで、恥ずかしくてしょうがない。
「あ、いや、あの・・・」
「あ、ごめんなさい。予定があるのならまた今度にします?」
「そう