痴漢に濡れる季節
2014-04-03
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ちょうど今の季節くらいで、洋服も薄着になり出した季節。
自分ではそんなに露出しているつもりはなかった。
ある日の朝、乗り慣れない通勤時間の満員時間帯に電車に乗ることになった。
ホームに着くと、人が溢れていた。
(これが通勤ラッシュか・・・この調子だと電車の中座れないな)
そう思いながら、列に並んだ。
みんな無表情で電車をまっている。
(これからみんな仕事なんだ)
そう思っていると、電車が来るアナウンスが流れた。
電車が入ってくると列が少し横にずれるように動く。
電車の扉が開いた。
我先にと降りてくる乗客が降りきる前にホームにいた人たちが乗り込む。
流れに飲まれながら、私も電車内へと・・・。
しかし、流れは止まらず、私は必死に閉まっている方の扉と席の間のつかまり棒の所に逃げた。
電車の扉が閉まった。
これだけの満員だと人の熱気で熱い。
しかもとても窮屈だ。
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