葬儀

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 中学2年を終えた春休み祖父の葬式に参列する為、関西から東北まで行きました。
 まだ新幹線も開通しておらずかなり昔です。

 大勢の人が集まり大人達は話が弾みなかなか寝そうになく促されて言われた部屋に入りました。
 若い女の子が一人向こうを向いて寝ていましたが豆灯の灯りでは顔は判りません。
 真冬のように寒く、布団に入っても震えが止まらずにいると「寒い?」と声が掛かりました。
 「うん、寒い、そっちへ行っていい?」。うんとうなづいたので彼女の布団にもぐり込みました。

 浴衣の寝巻の下は素肌でした。
 (昔の東北では素肌の方が温まると言って祖父はすっぽんぽんで寝ていました)

 背中


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