浮気の代償
2011-01-29
「どう、見られながらオナニーする気分は?」
真正面に立つ理沙が、優越感に満ちた表情で俺へと問うてくる。
「気持ちいいです……」
俺はそんな理沙へと、か細く震えた声で答えた。
ラブホテルの一室。照明を消す事もなく明るいままのその部屋で、俺だけが全裸の姿になりながら、ベッドの上で大きくM字開脚の姿勢で座っていた。そして対峙する理沙からの視線を俺はひしひしと感じさせられる中、命ぜられるがままペニスを扱いていたのである。
「へぇ、こんな無様で最低な姿見られてるっていうのに、興奮してるんだ?」
「は、はい……」
俺はそう答えつつも、理沙から言い放たれる言葉によって、いよいよ恥辱に打ちひしがれていく。
「私はどうすればいい?」
「何もしなくていいです……ただ……俺のチンポ扱いてるのを……もっと見てください……」
そんな俺へと理沙は露骨に侮蔑の眼差しを向けながら、フンっと鼻で笑ってくる。
「変態みたいな事を言うんだね」
「もう……変態でもいいです