弱みを握られた僕の運命
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僕の彼女はかわいい。学校で目立つような美女はないが、に埋もれたダイヤの原石よのうに、隠れた魅力のある女性だった。
何より魅力的なのは蛭のように艶のある厚い唇だ。思春期の僕にはあまりに刺激的すぎて、いつもどうやって彼女の唇を奪うかを妄想するのだった。
気持ちとは裏腹に何の進展もなく半年が過ぎた。倦怠期が差しかかった今日この頃、僕は一つ下の後輩と浮気をしてしまった。言い訳をするならば彼女とはまだ手を繋ぐことしかできなかったからである。それほどに彼女は固かった。
後輩とは何度もエッチをした。彼女とできない腹いせに何度も何度した。
しかし、心は満たされなかった。
「ねえ、ゆうくん、後輩ちゃんと浮気してるでしょ。」
やっと二人でカラオケにデートできたことに心を躍らせていた矢先、隣に座った彼女は怒った表情で、だけどどこた寂しげに言った。
バレていた。僕は後悔と焦りが入り混じった心持ちでうつむいた。
「ひどいよ、ゆうくん私のこと嫌い?」
「そ、そんなことない、大好きだ」
嘘やごまかしの利かないそ