ロシアから来た人妻研修生
2017-07-14
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彼女に初めて会ったのは、私がかつて大きな仕事に成功して、会社での今の地位を獲得するきっかけとなった、日本海側にある支社で行なわれたパーティーの席だった。
ロシアのインフラは壊滅的な状況にある。
ウラジオやハバロフスク、サハリンといった我々にも馴染みのある場所でも、ライフラインの安全な運営さえままならない状態だ。
私がその支社のトップだったときに手がけた公共ビジネスは、今や我が社の売り上げを支える大きな柱の一つになっている。
だが、まだまだロシアには新しいビジネスチャンスが転がっているはずだ。
私は対露ビジネスの最前線であるこの支店には愛着がある。
だからこそ、ここ何年間かの業績の安定ぶりには大きな不満を抱いている。
特許申請など正直どうでもいい話だ。
私はパーティーの開催を聞き、お祝いと称して現状視察をすることに決めた。
パーティーは午後6時から始まった。
女性社員はみんな同僚の結婚式に出るような格好をしている。
どうせ今の支