ナンパされた妻 ④

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あの一件があって一週間が過ぎました。 その間、有希の様子にも、特に変わったところは
見受けられなかったので、私の気持ちの中に巣くった「寝取られ」に対する嫉妬や異様なドキドキ感
は少し薄れていました。
土曜日の飲み会でまた飲みすぎた私は、朝から布団の中で頭を抱えていました。 子供はいつもの
友達の家に遊びに行き、妻有希もバイト先のコンビニに出勤する為、身支度を整えています。
いつもと変わらない日曜の朝の光景でした。 妻があのことを切り出すまでは・・。
妻 「ねえ、パパ。 今日バイトが終わってから、友達と食事して来るから。」
私 「うーん、 何?」
妻 「だから、由美子と駅前の・・なんだっけ・・この前出来たばっかりの・・居酒屋ぽん・・ポン・・」
私 「ポン太?」
妻 「そうそう、そのポン太に行ってくるから、健ちゃんお願いね。」
私 「ポン太がどうしたって?」
妻 「ちゃんと聞いてよ、もう・・ 由美子とポン太に行って来るの、前から約束してたし。」


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