息子の嫁が「何でも言う事を聞きますから」と言ってくれた。2
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1週間後、病院を退院した息子の健介が我が家に帰ってきた。
自分の意思とは違うちょっと不満そうな、それでいて申し訳なさそうな顔をしていたが、息子のために私が使っていた部屋を明け渡し1階の部屋をバリアフリーにした。
そして私は2階へと移ったのでした。
「あなた、お義父様が私と景子(孫の名)のために用意してくださったのよ。お礼を言って、、」
部屋のベッドに寝かされた息子は顔を私の方に向けず黙っていた。
「すみません、お義父様。」
「いいんだ、こいつだけなら追い出してやるところだが嫁と孫がいたらそんな事も出来ないだろう。ここの部屋は自由に使っていいから。薫さんは使い勝手が悪いかもしれないが台所の方もお願いするよ。」
「はい、分かりました。」
「今日は疲れているから出前でも取ろう。薫さんも今日は早めに寝なさい。」
「ありがとうございます。」
まだ息子の嫁がどんなものなのか分からないが正直言って可愛かった。
私が見つけてきた娘より年はいっていたが、小柄で若く見え色気