中2虐待、母ら逮捕へ 首に鎖、食事与えず
2006-11-25
大阪府能勢町の自宅で中学2年の長男(14)の首を鎖でつないで監禁するなどの虐待を繰り返し、約2週間のけがをさせたとして、大阪府警捜査1課と豊能署は25日、傷害容疑で実母(39)と内縁の夫でコンビニ店員の男(34)の逮捕状を取り、取り調べを始めた。容疑が固まり次第、同日中にも逮捕する方針。長男は「1年ぐらい前から学習態度などをとがめられ、食事もろくに与えられなかった」と話しており、捜査1課は今後、動機や虐待が激化した経緯など全容解明を目指す。
調べでは、2人は長男の学習態度に腹を立て、約1年前から仏間で長男の首を鎖でつないで監禁状態にし、食事を与えないなどの虐待を継続。8月下旬から9月上旬にかけ、脚立の上に木製バットを置き、その上に正座させるなどの虐待を加え皮下出血による約2週間のけがをさせた疑い。
実母は約10年前に前の夫と離婚し、長男と妹を連れて能勢町内にある実家に戻って、祖父母と一緒に暮らすようになった。
長男が小学6年のころから成績や学習態度などで将来を悲観するようになり、職場で知り合った男に相談したとこ