つづき
2013-02-24
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達也以外の男に肌を許すことは耐え難い苦痛の時間だった。
しかし、その地獄に見事耐えたご褒美とでもいうように
達也は変わってくれた。
今まで決して見せてはくれなかった自信の内面を私に晒してくれるようになったのだ。
長門と伊藤に散々抱き廻されたあの晩
二人を帰した後、達也は俯きながら、ぽつりと囁いた。
「ごめん」
私は驚いた。達也が泣いていた。
私の前ではいつも不敵な達也が、涙を見せたのだ。
達也は静かに語りだした。
私を心から愛していると。
そして、愛が増せば増すほど、葛藤が生まれ達也を蝕んでいったと。
「女と遊びまわっていた俺と比べて、若葉さんは、あまりにも潔癖すぎて・・・」
私は全く気づいてやれなかった。
達也は私