イサヤと義姉・その2
2006-09-09
(承前)イサヤと義姉・その1
http://moemoe.mydns.jp/view.php/4855
明日、(と言っても今日なのだが)は特に予定は無かった。
学校もバイトも休みだった、本来ならば父を見舞うのだが、俺の風邪もあり、
明日は家でゆっくりすれば良いと母も言っていた。
暖かいお茶は冷えた体には心地よかったが、その間、会話も無く。どうすれば良いのか迷った。
「寝よっか?」
「そうだな」
湯飲みは結局俺がリビングに運ぶ事にした。おかゆだけ作った割には台所は散らかっていた。
起きたらここを片付けるのかと少しげんなりした。からからに乾いた鍋に水を張り。
そろそろ姉も自分の部屋に戻ったのだろうと、部屋に帰った。
灯りは消えていて、目が暗闇に慣れず、布団をめくって気が付いた、姉が布団の中で丸くなって待っていた。
「使った食器は水に漬けといてくれよ」
「あ、ごめんね」