紀子との思い出

開く
----/--/--

自分の同級生で幼馴染みの紀子が、結婚式の前夜にその報告に来た。
紀子とは、母親がともに看護婦で同じ病院に勤めていたことから、小さい頃から小学校の3年生くらいになるまで、お互いに(非番の方の親に)預けられていた関係で、兄弟みたいな感じだった。紀子は、目が大きくて、小さい頃からかわいいと人気者だった。
幼稚園か小学校1年の頃、一緒にお風呂に入ったこともあった。紀子は一人っ子で、父親のしか知らないはずだったが、自分のを見て「大きいね〜」としきりに言っていた。自分は、ちょっと恥ずかしかったが、紀子には秘かに恋心のようなものを感じていたので、何故か嬉しくも感じた。
そんな紀子と、再び一緒に風呂に入ったのは、小学校6年の夏休みだった。
当時、お互いの親ともいない日は、彼女の家に遊びに行ったり勉強(夏休みの宿題)をしたりしていたが、その日はとても暑い日で、宿題が手に付かなかった。そのうち、彼女が「暑いときは水風呂に入ると気持ちいいよ」と言い出し、「ねえ、昔一緒に入ったよね?覚えてる?また一緒に入ろうよ」と言った。
そのとき、自分はかなり動揺した。今と


お勧めの体験談