痴漢と私の三駅区間の横恋慕
2014-11-07
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事の始まりは朝の通勤電車だった。
電車が動き始めてすぐに自分の尻に手が伸びてきて、咄嗟に『あ、痴漢だ』と思った。
しかし、つい先日まで違う人にずっと痴漢されていたのもあり、『今度は違う人かー』くらいの感覚。
その日はハーフパンツにタイツも穿いていたから大したことも出来なかろうと思い、そのまま無視を決め込んだ。
するとこっちが何も抵抗しないので痴漢は尻をがしがし揉みしだきだした。
初めから様子見することもなく、変に積極的だなとズレた事を自分は思っていた。
私の目的の駅は3駅くらいなのでその日はすぐに解放されて終わった。
次の日、同じ電車に乗り、特に何の違和感もなく目的の駅に着いた。
正確にいえば、尻に多少のなにか当たるような感覚はあったけれど、この日は電車もそこまで混んでおらず、人と人の間隔もあった為、鞄か何かだろうと思った。
電車を降りようとすると誰かが一緒にくっついて降りてきて、三十代くらいのスーツの男に声を掛けられた。
すぐにピンと来