『希望』

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2008-09-24

某所に手のつけられない荒くれの死刑囚がいて看守達もほとほと手を焼いていた。 
そこで、神父様が呼ばれた。 
その神父様、なかなか良く出来た人で、彼と独房で会う時に、 
聖書の中に小さな紙切れをしのばせていた。 
最初は「声を出すな。お前を救う作戦がたっている」とか言う感じで。 
彼はそれを見て、神父はグルだと思って、自分のボスが助けてくれる 
と確信していた。 
会う度にメモが増えていった。「作戦は順調」とか「もうすぐだ」とか。 
そして最後の日に渡されたメモにはこう書いてあっ

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