うさぎのような年上のチビ娘

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2017-02-14

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俺としては二人目の彼女だった。
大学二年の秋に文化祭を通じて彼女と出会い、付き合うことになった。
『芽衣』という、口にすると少しくすぐったい気持ちになる可愛い名前だ。

背格好は小さく、幼稚な言動・行動を取るので、年が一つ上というのを忘れる。
付き合ってからは尚更で、「就活大変なんだよお」と口を膨らませる彼女に対して、「まだ早いだろ」と普通に言ってしまい、二日間目を合わせてくれなかったことがあった。

芽衣は三姉妹の末っ子だ。
付き合ってから聞いた話だが、なるほどと納得してしまった。

「あたしはねー、しっかりしてるねってケンくんに言われたんだから」と量の少ない胸を張る彼女は、頼れるかどうかはさておき、後輩から信頼を寄せられていた。

同学年のゼミ生からは愛玩動物よろしく可愛がられており、「ばかにすんじゃねー」と怒り狂う哀れな小人をたまに見る。
信頼を寄せる後輩からも、「芽衣先輩の家に行くとテイルズ手伝わされるんだよね」と、どこか子供めいた部分を匂わせていた。


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