父親の後妻になろうとしている30代半ばの女と

開く
2016-03-19

この体験談は約 6 分で読めます。

夏休みの寝苦しい朝だった。
僕は、下半身に違和感を感じて目が覚めた。
もう七時を回っているじゃないか。
僕は、階下におりて行った。
風呂場の横の洗濯機の置いてあるスレートで囲った場所に、汚した下着をこっそり持っていくつもりだったんだ。
まさか、高三にもなって夢精をしてしまうなんて。

と、すすり泣くような声を聞いたような気がした。

「ああっ。くぅっ」

子犬の鳴くような、痛みに耐えるような・・・。
そっと流しのある方から、洗濯場の方に回ろうとしたとき、洗濯機の前にたたずむ女の姿が目に入った。

「尚子だ」

彼女は横山尚子といって、父の後妻に入ろうとしている女だ。
母が死んで、はや六年が過ぎ、弁護士の父は寂しさからか、事務所のこの女とねんごろになったらしい。
そして彼女は押しかけてきたのだ。

年の頃は三十半ばで女盛りとでも言うのだろうか。
弁護士事務所に勤めているだけあって、ケバさはない。


お勧めの体験談