真夏の夜の夢[20]
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「さて」、ミサキはまた彼女のベストポディションに座り、それをいじり始めた。私はずるい、とも思ったが、
ふとデジタルカメラの存在を思い出した。ああ、この姿をカメラに収めなければ……。私がカメラの設定を夜
行モードにしている間も、ミサキは執拗にマサルの棒の部分だけをいじり続けていた。
「ねえ、お姉ちゃん。……なんかちょっと形変わったよ」
ミサキの台詞に私は驚いた。まさかこんな小さいのに勃起しちゃうなんてこと……。一旦カメラを横に置き、
それをよく眺める。勃起している……、のよね……。確実にそれも見るからに大きくなっているのだ。それは
普通の印鑑程度の太さで長さだろう。もちろん勃起してこのサイズなんてあまりに小さすぎると思うけど、確
かにさっきよりは大きくなっているし、何より上をむいているのだ。私が唖然としているとミサキはまたプニ
プニといじり始めた。
「これ勃起してるのよ」
「ふーん、これが勃起かー。じゃあオナニーできるかもね」、ミサキはそう言いながら上へ向けたり下へ向け