FFⅣ小説 ~竜騎士カインの屈辱~Ⅰ
2012-12-25
「フフフ……… カイィン…… いい恰好ね♡」
「クッ バルバリシア!貴様どういうつもりだ!俺はゴルベーザ様を裏切ったりはしない!だからこそローザをさらってきたんだ!俺まで貼り付けにするとはどういう了見だ!?」
さらわれてきたローザが磔にされている真向かいで、同じ格好で磔にされるカインの姿がそこにあった。ローザは魔法をかけられているのか、眠っているようだ。
「女をさらってきたからと言っても、その女だってお前が好いている女でしょう?それではゴルベーザ様への忠信としては受け取れないわね…」
カインの鋭い視線がバルバリシアからローザへと向けられた。
「ん~、あっ、そぉね。それがいいわね」
「なにがだ?」
「アナタ、そのコを犯してみなさい」
「ッ! なんだと!?」
「できるでしょう?そのコはゴルベーザ様の敵なんだから。それとも…あな