20年ぶりに男に恋した顛末(7)

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2014-06-19

緊張しすぎて、完治したはずの心臓が再び悲鳴を上げていた。
それでも私は言わなければならなかった。

「達也、私と結婚しても子供は難しいと思うの・・・」

やっとの思いで振り絞った声は自分でも恥ずかしいくらい小さな声だった。
それでも達也の耳には届いたようだ。
私は大きく目を見開いた達也に向かってさらに言葉を続けた。

「年齢的な問題もあるし、心臓も・・・」

言い終わらないうちに、達也が笑いだした。

「何、そんなこと気にしていたの?w」
「俺、子供嫌いだから全然問題ないよw」

「え?でも・・」

「そんなことより、俺は仕事に生きる男だからw」
「今日は社長のお伴で、若葉さんの会社に行ったんだよ」
「田所部長と打ち合わせしたんだけどさ、俺、結構、評価されてるみたい」

え?ミーティングって達也も出席して

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