百年の女 4

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 その年の八月。
 旧盆だった。
 こー〇ん狙いとは思われたくなかったが、近くに回るところがあり、るみさんの家にも寄った。
 「お線香上げさせてください」
 「急なことで」
 葬儀に出られなかったことを詫びた。
 「主人が一番驚いていると思いますよ」
 といったきり、言葉が続かないるみさん。
 テーブルの隅で一人手酌でビールを飲んでいた人も
 「それじゃこれで」
 とお引き取りになった。
 台所で何かこちらをうかがうように見ていた故人の母親か(・・?)
も別室に引き取ってしまった。
 「えっとね」
 るみさんが重い口を開いたとき、サラダせんべいの封を切って半かけを口に入れた。
 ぱりぱり。
 「不妊治療をしていて、冷凍保存してあった精子をね、体外受精すると


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