「困っている人」に声をかけたら

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小学3年生の頃、学校で障害者の人と交流する機会があってその時に先生から「困っている人を見かけたら積極的に声をかけて手助けをしましょう」と言われた。素直だった私はその言葉を言葉通りに受け止めていた。
その年の夏休み、昼過ぎに友達の家から帰る途中の道で道端に蹲っているおじさんがいて周りに人がいなかったので一大事と思い、近づいて声をかけた。
私「あの、大丈夫ですか?」
おじさん「あぁ、少し具合が悪くてね」
そう言ってこちらに顔を向けたおじさんはいかにも具合が悪そうな感じで額に汗をかいていた。
私「何かできることはありますか?」
と聞くと
おじさん「じゃあ、おじさん、家に帰ろうと思うから、おじさんの荷物を持ってきてくれないかな?」
ここで身に危険が迫っていることに気づくことはなく、おじさんについて行った。家までの間、終始具合が悪そうな様子でおじさんの家に着いて荷物を玄関先に置いて
私「じゃあ、これで帰ります」
と言って帰ろうとすると男の人が
おじさん「外は暑いか


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