見た目も中身も大人びてた同級生・第4話

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2019-07-24

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小学校生活最後の日が来た。
外は雪だった。
萌ちゃんが在校生に囲まれてる。
両手に持ちきれないほどの贈り物を抱えていた。
萌ちゃんの目には涙が光っている。

体育館に卒業生と在校生が集まった。
みんなで校歌を歌う。
僕の後ろから変な泣き声のようなものが聞こえてくる。
教室に戻ると萌ちゃんが号泣していた。
もうずいぶん前から泣き通しだったようだ。
下から萌ちゃんの顔を見上げると、鼻水があとからあとから流れてくる。
ハンカチが絞れそうなほど濡れている。

「萌ちゃん、これ使いなよ」
「ありがとうぅぅ、うえっうえっ」

「萌ちゃんがそんなに泣くなんて」
「雄太君は寂しくないのぅ?うえっうえっうえっ」

「寂しいけど、横でそんなに泣かれちゃうとね」
「だってだって」

(・・・萌ちゃんって泣き虫だったんだ・・・)

意外な一面を初めて見た感じだった。


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