妻を盗聴R53「送られ狼」
2020-05-03
http://tumatanin.blog.jp/archives/1022883354.html
ある週末の午後、クローゼットの影で珍しく妻がコソコソと電話しています。
どうやら、妻の数十年来の大親友の女性、親友さん(仮名)が相手のようです。
妻は後輩やAのことがあってからかなりの時間が経過しましたが、全くと言っていい程に隠し事をしませんし、怪しい行動もまったくなく、従って私の盗聴器も棚にしまったままです。
そのせいで油断したのか?
私が近くで聞いているとは思わず、気のおけない相手だから尚更、けっこう大きな声で喋っています。
「え?」
親友さん「だから、足の甲を複雑骨折したらしくて、ずっとバイト休んでるのよ」
「そうなんだ・・・」
親友さん「ん?なんかあった?」
「どうして?」
親友さん「あんたね~、何年の付き合いだと思ってるのよ、あの晩なんかあったんでしょ?