5年生 危険な姉弟編
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5年生—危険な姉弟編(1)
2009'06.10 (Wed) 12:00
約束の10分前には、わたしは公園についていた。
今日も快晴で、じりじりとした日射しが照りつけている。
悩んだけど、青いTシャツに水色のフレアスカートを着てきた。もちろん、下着もつけてきている。
公園には、小学校の低学年ぐらいの子が砂場や遊具で遊んでいた。
今日はなにをさせられるのだろう?
そう考えると憂鬱になった。
「あっ、先に来てたんだ」
声にふり返ると、高林君が立っていた。
「へえ~、その子がルミちゃん?」
その横に見たことのない女の人が立っている。
背は高林君より大きい。中学生ぐらいだろうか。ショートカットの髪で、目が大きくてすごく美人だ。赤いキャミソールにジーンズの短パンが、活動的な雰囲気に似合っている。
「高林君、この人は?」
わたしは女の人を見てきく。
「ぼくの姉さん」
「高林真美で