親子の会話

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2012-03-31

先日、バスに乗っていると3歳くらいの可愛い男の子と父親が乗車してきた。

知りたい盛りの男の子の「あれなにー?」「なんでー?」攻撃に、父親が一つ一つ丁寧に答えていて微笑ましい光景だった。ふと周囲を見たら、他の乗客も自分と同じように親子を生暖かく見守っていた。

しかし、男の子の次の発言でほっこり空気が一変し、突然車内に緊張感が走ることになる。

「ねぇねぇパパ~、あのさ~、なんでちんちんはきちゃないのに、きのうママはパパのちんちんをぺろぺろしてたのー!?」

よりによってバスはアイドリングストップ型であり、ちょうど信号待ちで車内がシーンとした瞬間の出来事だった。もはや誰も聞こえなかったふりなどできなかった。「空気が張り詰める 」という表現は比喩ではなく事実であると実感した瞬間だった。

と、父親は冷静に「おっ、スカイツリーだ!」と窓の外のスカイツリーを指差した。どうやら注意逸らし作戦を遂行するようだった。

男の子は「ほんとだー!!

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