切ないけれど、幸せな気持ち

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2014-05-22

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彼は、私のバイト先のビジネスホテル(レストラン)に中途採用で入社してきた。
彼は、私より14歳年上の35歳で、中肉中背に少し筋肉を加えた感じで、ほんのり陰はあったが“20代の頃はぶいぶい言わせていたのかな”と思わせる感じのいい男だった。
穏和な性格だったが、寡黙で心が読みにくい雰囲気だったので、初めの頃は話しかける人は少なかった。

私には彼氏がいたが、強引な性格に悩んでいた頃で“どうでもいいや”とか“少し冒険したいな”なんて思っている状態だった。
なので、なぜか私は彼の不可解さ、未知数な感じ(幼い私にはそう見えた)に興味を抱き、積極的に話しかけるようになっていた。

“彼と打ち解けられるのは私しかいない”という優越感だけで良かったはずだったのだが、次第に彼は私を意識する素振りを見せてきた。

「彼氏に内緒で、デートしようか」

思わず曖昧に断ってみたものの、彼のことが気になって、どうしてか彼氏と会っていても上の空になってしまう。

“勿体なかったな。もう誘ってくれないだろ


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