ママがタバコを吸う午後

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 僕はユキチ。s学6年生。

 今日はママがさっきから、僕をチラッとにらんではプイと横を向いて去っていく。

 (そろそろ、禁断症状来たかな……)

 僕は自分の部屋に行って「道具箱」を出すと、ママに言った。

 「ママ、いいよ。」
 僕は道具箱からタバコを出すと、ママに手渡した。

 ママはニヤッと笑うと、速攻でくわえて火をつけた。
 ママの笑顔が煙でかすんだ。

 「いやー、ゴメンね。気がついてくれたのね。」ママが言った。「なんか今日は、ちょっと吸いたい気分になってたみたいで。」

 僕は(露骨にアピールしてたクセに……)と思いながらも、可愛いママの唇から吹き出してくる煙の匂いを感じると楽しい気持ちになってた。

   ▽

 ママが愛煙家なのを、僕は小さいころから知ってた。

 僕は別にイヤじゃなかった。だけどタバコを吸わないパパや、お爺ちゃんお婆ちゃんたちはイヤがって、たびたびママに禁煙を命じてた。

 それで……僕の提案で、僕がそばにいる時に、僕が火をつけたタ


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