まさか妹がドSだったなんて・第3話
2019-06-08
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車を出して、家からはちょっと遠い和食のファミレスに向かう。
小さな個室がいくつもあり、値段はそこそこで味がいいのでお気に入りなのだ。
時間が遅いこともあり客はまばらで、案の定個室に通された。
今の俺の心境から言うと、2人っきりになるより他の人がいる場所の方が良かったのだが。
(食うだけ食ったらさっさと帰ろう・・・)
メニューを見てもあまり食欲が湧いてこない。
この状況では当然だろう。
何しろ俺は小心者なのだ。
空いてるだけあって注文をしてから飯が運ばれてくるのにさほど時間はかからなかった。
その間、妹とバイトの話や父親の出張の話などをポツリポツリとしていた。
飯が運ばれてきて食べだすと、「昨日どうだった?まさにぃ」といきなり核心を突いた話題に変化した。
「ぶっ!!!」
「やだー、まさにぃ、汚いー!」
飲んでた水を噴き出してしまい、慌てておしぼりで机を拭く。
「き、昨日ってお前・・・」