とある所の美玲さん

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この話は人づてに聞いたもの。

真偽は定かじゃない。

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おれがまだ土木作業員だった頃の話だ。

いつものように道路や橋、宅地造成なんかをしていた。

女っ気のない現場には毎度毎度うんざりしていた。

そんな時、役所の監査で来たのは一人の女だった。

茶髪で色白、華奢。顔は桐○○玲に似ていた。

身長は低く、ヘルメットをかぶっている姿はさながら工場見学に来た中学生だ。

決して大人っぽくはなかった。名前はひとまず美玲さんとしておく。

彼女はこの界隈では美人で有名だった。

それもそのはず。これ系の女性にそんな美人はいなかったのだ(失礼)。

というわけで、まだまだひよっこのおれは上司に同行した。

工事の監査及び検査はシンプルなものだ。

作ったアスファルトがしっかりしているかとかその下の路盤は平らかとか諸々を見る。

要は受けた工事をしっかり終えたかの確認だ。

それは最終的に点数で評価され、後の入札へのプラスにもなる。


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