強盗に命じられて母と・前編
2020-05-22
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中学2年の夏、父の仕事の関係で俺はアメリカ南部の田舎町に住んでいた。
正規の授業はもう夏休みに入ってたが、俺は外国人向けの英語補習クラスに出席。
クラスは午前中で終わり、家で昼飯を食べようと帰宅した日のことだった。
マンションのドアを開けた。
いつも「お帰り」と迎えてくれる母さんの声がしない。
靴を脱ぎながら(あれ?)と思ってると、寝室のドアが開いて男が出てきた。
俺より頭一つデカい、体重も俺の倍くらいありそうな大男だった。
手には大きな銃を抱えてる。
目出し帽を被っていたが、肌は浅黒い感じだ。
(誰こいつ?)
そう思った瞬間、アゴのあたりに衝撃を覚え、俺はぶっ飛ばされた。
痛みとショックでうずくまる。
考える間もなく髪を掴まれ寝室に放り込まれた。
事情が把握できないまま室内を見ると、母さんがいた。
ベッドに座らされてる。
「ユウ君!大丈夫?」
母さんが小声で心配そうに