末期ガンの患者

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2005-03-25

ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。 
一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。 
2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男は 
ドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。 
「今日は雲一つない青空だ。」「桜の花がさいたよ。」「ツバメが巣を作ったんだ。」 
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。 
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。自分でナースコールも出来ないようだ。 
ドア側の男はナ

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