妻の指導風景
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妻は在宅講師をしている
自宅で小学生の子供相手に勉強を教えているのだが、これがなかなか大変らしい
来るのは4~6年生の高学年の子達だが
曜日によっては2、3年生を見かけることもある
ほとんどが平日なので直接見かけることは少ないが
ある土曜日に「おや?」と思わされる出来事があった
昼下がり、うとうとしていた所に
衣服の埃を払っているような音が聞こえたのでたどってみると
妻が6年生の男の子の体を折り曲げ、抱え込むようにしてお尻を叩いていた
ほかの子達は帰った後のようで
宿題でも忘れたのだろうとその場を離れたのだが
一向に音が止む気配がない
10分ほど経って、さすがにやり過ぎではないかと止めに向かおうとしたところ
男の子は妻の教室から出てきて、はにかんだ笑顔で「さようなら」とこちらに気付いて挨拶してきた
妻に理由を聞くとやはり宿題を忘れて
その上、時間に遅刻してきたということで
「15分遅れ