2等船室

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2013-07-20

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事は先日妻と2人で北海道旅行へ行った時に起きました。

予約でいっぱいのフェリーに乗ったため、2等しか取れなかったのがそもそもの始まりでした。
夜に東京を出発した船はほとんど満員の状態です。
嫌がる妻を連れて船内に入りましたが、そこは寝る場所も無いほどの状態です。
とりあえず荷物の場所と2人で寝れるスペースを確保しましたが、夜半とはいえ船内はむんむんと暑苦しく、とても寝れる状態ではありません。
妻の提案で船内を散歩することにしました。

「あんなとこでザコ寝するの嫌よ、若い子とか一人で旅行してるような人ばかりじゃない」

「そんなこと言ったって予約しないで乗れたんだからラッキーだと思わなきゃ」

私はそうして妻をなだめ船室へ連れ戻しました。

時間は深夜1時を過ぎ、大半の客はすでに寝ています。
私達も狭いスペースながら寝ることにしました。
寝苦しさと起きている人の話し声が気になりましたが、疲れもあって寝つくまで時間はかかりませんでした。


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