悪者と僕

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2010-02-19

その封筒を、
最初に見つけたのは僕だった。
――これって、 お母さん、 
封筒の中には、母の写真が入っていた。
すべては、
この時から始まった。


僕が高校生になって初めての冬は、
年が明けてからもっと寒くなって、その日は小雪がちらついていた。

学校から帰った僕は、
普段、気にもしない郵便受けに目がとまった。
大きな封筒が半分以上はみ出したまま、受け口に差し込まれていた。
郵便受けから抜き取ってみると、
表も裏も、その茶色の封筒には何も書かれていなかった。
それに、封も糊付けされていなかった。
僕は早く家の中に入って、冷えきった体を温めたかったけれど、
その得体の知れない封筒が、何だかとても気になった。
手袋をしていても、かじかんで震える指先で中身を探ると、
その中から、母の写真が出てきた。
A4サイズで、二十枚近

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