エンドールの夜
2011-11-27
深夜。私は目を覚ました。
カーテンの隙間から黄色い月が見える。
まだ眠り始めてから2時間程しか経っていない。
旅を長く続けていると、今自分がどこにいるのか分からなくなる時がある。
ここは確か、エンドールの宿屋だったはずだ。
眠い目をこすりながらカーテンを開け、窓の外を眺める。
エンドールの国旗が風に揺れていた。
上空を雲が流れ、時々月にかかる。
町はひっそりと静まり、かすかに虫の音が聞こえる。
昼間の喧騒が嘘のようだ。
夜明けまではまだゆっくりと休めるだろう。
激戦の日々には休息が必要だ。
よく眠り、体力を回復し、明日に備える。
まだまだ戦いに不慣れな私には睡眠はとても重要だ。
そんな訳で今夜も