みんなはいいなあ...って言うけど金持ちマダムのペットにされた僕
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捨て子で施設に育った僕に養子の話しが来たのは小学6年生の時でした。
呼ばれて施設長の部屋に入るとちょっと派手な女の人が居て、ニッコリ笑います。
いつもは厳しい施設長もご機嫌で、
「この子がワタル君です、なかなか勉強も出来るし、スポーツもしっかりするし、いいお子さんですよ」
女の人は僕の頭を撫でながら
「ワタル君、私ミサトって言うの、よろしく」
「ミサトさんは君を引き取って養子にして大切に育ててくださるそうだ、ありがたく受けなさい」
ミサトさんは多分30才台の後半かな、わりと肉つきの良いボリュームのある身体の女性でした。
「ねえ、ワタル君、スポーツは何をしてるの?」
「あの...水泳を少し」
「ふーん、水泳ねぇ」
結局僕はこのミサトさんに気に入られ、養子になる事になりました。
施設の友達はみんなうらやましがり、別れを惜しんでくれました。
ミサトさんの家は大阪府生駒市の山の中です。
錆びた鉄の門柱をあけ、ミサトさんの