ストリップを強いられた借金苦の高嶺の花

開く
2019-06-15

この体験談は約 6 分で読めます。

いい年をして恥ずかしい話だが、俺には長年思い続けている女がいた。
その女は俺が思いを打ち明けられないうちに、他人の女になり、他人の妻になった。
俺は、そんな女をいつまでも思い続けていた。
とんだ純情物語だ。

その女、中澤◯子に出会ったのは入社式だった。
もう8年も前になるだろうか。
初めて中澤を目にした時、清楚な美しさが神々しくさえ感じて、思わず見惚れてしまった。
すれ違う度に長い黒髪から漂うシャンプーの香りにドキドキさせられた。
気が付いた時には惚れていた。
中澤以外の世界中の女が全て陳腐に思えるほど惚れていた。

社内外を通じて中澤の人気は凄まじかった。
上司にも人気があったので出世も早かった。
2年目にして会社から表彰されて金一封を貰っていた。
8年目の現在、同期の俺はまだ主任なのに、中澤はすでに課長補佐だ。

「美人ってだけで出世しやがって」と、影口を言う者もいた。

俺も酒が入


お勧めの体験談