監禁之快楽なりと知る

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2011-08-02

あぁ・・・また「この時間」がやってきた。
私がこの場所に監禁されてから、もう何日たったのか分からない・・・。
それでも変わらず「この時間」は一日に一回必ずやってくる。

「この時間」・・・狂わしい快楽・・・壊れそうな快楽・・・。
人格が破壊されそうな、しかし理性はちゃんと保たれるようなギリギリの。
・・・そう。
ギリギリの線までイカされる。
私はもう二度と・・・「この時間」からは逃れられないと・・・思う。暗い部屋・・・窓のない暗い部屋。
あるのはベッドとヤツが「この時間」になると持ってくるランタンだ
け・・・。
そして一日2回の食事と排泄用の小部屋。
私は今もベッドの上で裸のままボーッとしていた。
監禁されてからは、服などというものは身につけてはいない。
私は感じている。
今までの感覚からして・・・もうすぐヤツが・・・来る。ギギィィィ・・・。
重い扉の開く音。のっそりとした足音。

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