愛知・中学生5000万円恐喝事件

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2011-08-20

【事件概要】

 2000年4月、名古屋市の中学を卒業したばかりの少年が、中学校時代から半年以上に渡って、同級生らから5000万円という大金を脅し取られていたことが発覚した。加害者の少年たちは口止めのために、被害少年殺害計画すら立てていた。


同級生A、他10数名の少年


【救いの手、たたかう心】

 2000年2月15日、名古屋市の病院に1人の少年が入院してきた。少年は緑区の扇台中学3年のX君(当時15歳)と言い、顔がボコボコに腫れ、肋骨が折れるなど、ひどい怪我を負っていた。

 同じ病室には暴力団組長を父親に持つ、建築業・Yさん(当時22歳)という男性がいた。
 Yさんが少年に怪我の理由を聞くと、「タイマンで喧嘩して負けた」と答えた。しかし、Yさんにはどうしても、X君が喧嘩ではなく、一方的に激しい暴行を受けたようにしか見えなかった。なぜなら、腕や胸のあたりにタバコを押しつけた跡があり、おとなしいX君が喧嘩をするようなタイ

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