優等生の仮面を被ったドSのプレイボーイ・前編
2019-07-10
この体験談は約 7 分で読めます。
当時、私は音大を卒業し、音楽を担当する教師として公立の中学校に勤めていました。
音大に入学した当時は、ピアノで身を立てていくことを夢見て1日中大学の防音室でひたすらピアノを弾き続ける生活をしていました。
ピアノ一本を生業の糧として生きていく。
そんな夢が叶うのはほんの一握りの才能ある人間に限られていることはわかっていましたが、私は何度かコンクールでも入賞し、自分がその一握りの人間に入っているのだと信じていました。
青春のすべてをピアノに捧げた私でしたが現実はそんなに甘くはなく、結局は手元に残ったのは、音楽の教師の免状だけでした。
大学を卒業して勤め始めた学校は特に問題となるような生徒もおらず、3年目には合唱部の顧問も任されるようになりました。
そんな頃、先輩教師であった夫と結ばれて、それなりに幸せな新婚生活と充実した教師生活を送っていました。
夫は初婚でしたが私よりも20歳も年上で、教師としてもベテラン中のベテランで、新米の教師であった私が面倒を見てもらううちに自然とそのよう