地味で不器用な読書部のタケチー先輩・前編
2014-11-04
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俺が中学の頃の話。
俺の通う中学はなんか厳しくて、塾や学校外での習い事など家庭の問題など特別な場合を除き、絶対に部活に入らないといけないルールがあった。
4月頃は新入生への勧誘もしつこくて、先輩が1年の教室の前で出待ちしてるくらい熱心。
そういうのが面倒臭い俺は事前にゆるくて楽そうな文化部に入ることにした。
最初に見学したのは吹奏楽部、しかしこれがとんだ文化部の皮を被った体育会系。
体力作りにランニングもやるし練習はキツイし、女だらけで性格もキツイ奴が多い。
ドラマの大奥みたいな雰囲気というか、妙にドロドロしてて派閥があって、とにかく上下関係が凄くて挨拶も声が出てないとドヤされるようなノリ。
そこで次に行ったのは美術部、ここも女だらけだが皆大人しい。
しかし、今で言う『腐女子』ってやつだろうか。
言ってる事が半分もわからないし、なんかスケッチブックに絵を描きながら「デュフフ・・・」とか笑ってて、違う意味で怖かったのでここもアウト。
次にパソ