二人の男に嬲られる妄想その2

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2006-07-21

前編:二人の男に嬲られる妄想
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メールで指定された場所は小綺麗なマンションの一室だった。 
エントランスのパネルを操作してメールに記された番号を入力すると、 
自動ドアは音もなく開いて私を迎え入れる。 

307号室、表札には「片桐」の文字。 
何の変哲もないドアの前で、私は大きく深呼吸をした。 
この中に、あの茶髪の男や黒髪の男、あるいはその仲間がいるのだろうか。 
特急電車の出来事から二週間。 
生理不順のためピルを飲んでいたので妊娠の心配こそなかったが、 
私はあれからずっとあの淫猥な鮮烈すぎる記憶に悩まされてきた。 
同じ種類の車両に乗った時には、あの男たちが現れるような気がして体が強ばる。 
夜ベッドにもぐって目を閉じれば、頭の中で犯

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